奈良本辰也『吉田松陰』
正直、これを読むまでは、吉田松陰といわれても、松下村塾?くらいの知識。読んだ後も理解したとは言えないわけですが、彼の人の生きた時代が現在と重なる部分が多く心ひかれました。
吉田松陰が生きたのは1830年から1859年。時は幕末、幕府はその統治能力を失い、高利貸しなど商人が力をつけ、力をつけるだけでなく上級武士と結託することで下級武士や農民を搾取し、しかもペリー来航など外憂も多々あり。きっと閉塞感いっぱいな時代だったのではないかなーと思います。なんとなく2011年とだぶります。
そんな中、20歳までは旧来型エリートの道を歩み、その後、既存の学問を離れ洋学・史学など実践型の学問を過激に指向、勢い余ってペリーの船に乗り込もうとして逮捕・投獄。投獄の中で(本人が望んだかどうかは別として)教育者として松下村塾の礎を作るものの、通商条約を幕府が朝廷に断り無く結んだことについて梗概、間部詮勝暗殺を企て、再度逮捕・投獄・死罪へ。享年30歳というのが吉田松陰の生涯。
彼自身は明治維新を目にすることはありませんでしたが、その門人は維新に重要な役割をはたしています(高杉晋作、久坂玄瑞など)。この本の中で、革命の前には先ず予言者が現れ、次に(犬死にする)革命家、そして建設的な革命家が登場すると書かれています。そして吉田松陰は2番目の革命家だったのだと。
今、世の中が変わるとしたら革命家とは誰なのだろうか?それはカリスマティックな誰かではなく、インターネットで結びつく人たちなのだろうか?ジャスミン革命がそうであり、東日本大震災で結びつく自分たちがそうなのだろうか? ・・などと考えさせられる一冊でした。
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わー、いつもと全く違うトーンで書いてしまった
ドウシタ・゚・(ノД`)ヽ(゚Д゚≡゚Д゚)/(Дヾ)・゚・。ドウシタ

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